日本試験機工業会

委員会活動報告

材料試験技術委員会≪活動計画≫

委員長 藤井 勉(写真) 株式会社東京衡機試験機
副委員長 山田 洋一 株式会社島津製作所

材料試験技術委員会は、専門別に活動する分科会活動を中心に各分科会が連携をとり、下記①〜④を行う委員会です。
本委員会では、機関紙「TEST」への試験技術に関わる基礎講座の執筆、並びに日試工主催の展示会でのセミナー講師も分担しています。また、審議活動以外に、環境装置技術委員会との合同全体会議並びに各地の研究施設の見学も実施しています。昨年は、委員会後に京都鉄道博物館を見学しましたが、今年度も施設見学を予定しています。

  • ① 分科会活動の成果及び予定の審議と指示
  • ② 材料試験に係るJIS規格及びISO規格の見直し、改正及び新規規格化案件に対する委員派遣や意見の審議と指示
  • ③ 当工業会が作成を担当するJIS規格の見直し、改正及び原案作成、並びに審議本委員会の開催
  • ④ 当工業会が作成を担当したJIS規格についてのユーザー質問・意見への対応指示

専門別に活動する分科会の前年度活動と今年度活動予定は次のとおりです。

分科会名称/分科会長 本年度活動計画
静的強度試験分科会 分科会長:
 川崎 健史(島津製作所)
副分科会長:
 畠山 友博(富士試験機)
先ず、ISO 9513-2012「Metallic materials-Calibration of extensometer systems used in uniaxial testing」 に対応して改正を行ったJIS B 7741「一軸試験に使用する伸び計システムの校正方法」は、昨年8月に改正発行されました。次に、昨年度は、一昨年にISO7500-1「Metallic materials - Calibration and verification of static uniaxial machines - Part 1 : Tension/compression testing machines- Calibration and verification of the force-measuring systems」が改正されたため、それに伴うJIS B 7721「引張試験機・圧縮試験機-力計測系の校正方法及び検証方法」の改正準備を行い、改正原案を提出しました。今年度秋季以降に改正発行される予定です。
今年度は、JIS B 7738-2001「コイルばね-圧縮・引張試験機の検証」の改正準備を開始する予定です。また、2017年9月に韓国モクポで開催されるTC164 SC1の国際会議に参加します。
硬さ試験分科会
分科会長:
 松本 大(フューチュアテック)
昨年度は次の4規格の最終改正原案を提出しました;
・JIS B 7724「ブリネル硬さ試験-試験機の検証」
・JIS B 7736「ブリネル硬さ試験-基準片の校正」
・JIS B 7726「ロックウエル硬さ試験-試験機の検証と校正」
・JIS B 7730「ロックウエル硬さ試験-基準片と校正」
また、ビッカース硬さ及びヌープ硬さに関するISO/DISを調査し、TC164 SC3の国際会議(昨年10月東京)にも参加しました。
本年度は、ISO/DISに基づき、次の4規格について改正準備を行う予定です;
・JIS B 7725「ビッカース硬さ試験-試験機の検証と校正」
・JIS B 7734「ヌープ硬さ試験-試験機の検証」
・JIS B 7735「ビッカース硬さ試験-基準片と校正」
・JIS B xxxx「ヌープ硬さ試験-基準片の校正」
なお、硬さ試験のJIS規格並びにISO 規格に関しては、一般社団法人 鉄鋼連盟 標準化センターと共同審議する予定です。
疲れ・靭性試験分科会
分科会長:
 堀川 純(島津製作所)
副分科会長:
 大西 康弘(米倉製作所)
副分科会長:
 室井 一男(東洋精機)
昨年度は、昨年改正されたISO 148-2「Metallic materials-Charpy pendulum impact test - Part 2:Verification of testing machines」及びISO 148-3「Metallic materials-Charpy pendulum impact test - Part 3:Preparation and characterization of Charpy V-notch test pieces for indirect verification of pendulum impact machines」に対応したJIS B 7722「シャルピー振子式衝撃-試験機の検証」及びJIS B 7740「金属材料のシャルピー衝撃試験-試験機の検証用基準試験片」の改正原案の作成を行いました。なお、JIS B 7722について は、ISO 148-2にならい、衝撃値に影響する重要な寸法・形状に関わる標準不確かさを規定する予定です。両規格とも6月に原案提出する予定です。
本年度は、ISO 179-1:2010「Plastics - Determination of Charpy impact properties-Part 1:Non-instrumented impact test」及びISO 179-2:2010「Plastics - Determination of Charpy impact properties-Part 2:Instrumented impact test」に対応したJIS K 7111-1「プラスチック - シャルピー衝撃特性の求め方―第1部:非計装化衝撃試験」及びJIS K 7111-2「プラスチック - シャルピー衝撃特性の求め方―第2部:計装化衝撃試験」の改正準備をプラスチック工業連盟と連携して行う予定です。
校正分科会
分科会長:
 眞弓 高明(島津アクセス)
副分科会長:
 尾崎 達也(井谷衡機)
昨年度は、以下の活動を行いました。
[1] 校正分科会がプロバイダーとして開催しているJCSS 校正に係わる技能試験の実施;
① 力計(JIS B 7728及びASTM E74)の技能試験(NITE 識別番号:JTM-F001)参加機関:12
② ロックウエル硬さ標準片の技能試験(NITE 識別番号:JTM-H003)参加機関:3
③ ロックウエル硬さ試験機の技能試験(NITE 識別番号:JTM-H004)参加機関:13
[2] 力標準及び力試験機トレーサビリティ連絡会議及び硬さトレーサビリティ研究会との連携;
① 第18回力学量トレーサビリティワークショップ 開催場所:東京グランドヒル市ヶ谷 参加人員:185
[3] NITE・産総研への要望書の提出
① JCSS 伸び計校正適用指針の改正発行要請
② 微小力(10 N 以下)の標準供給の要請
③ 一軸試験機のISO 7500-1:2015に準じた校正に関する要請
今年度は、以下の活動を行う予定です。
[1] 第19回力学量トレーサビリティワークショップ 開催場所:メルパルク大阪
予定日時:6月2日
[2] JCSS 校正発展のためのNITE 及び産総研との情報交換
なお、従前の力標準力標準と力試験機トレーサビリティ連絡会議は、より連携を深い活動に資するため、力トレーサビリティ連絡会議に統合されました。

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