日本試験機工業会

第65回定時総会及び第33回試験機事業功労者表彰式を開催

[2007年5月31日]

第65回定時総会報告 および 第33回試験機事業功労者表彰報告

日本試験機工業会は、平成19年5月31日、八芳園(東京・芝白金)にて、第65回定時総会と功労者表彰式、経営セミナー、懇親会を開催いたしましたので報告いたします。


1.定時総会
開会の辞に引き続き登壇した当工業会会長の岡崎由雄は、挨拶として、「全般的に好景気の中、特にグローバル化、ニーズの多様化、商品サイクルが短期間になる傾向に加え、地球環境にやさしいものづくりや、今後異文化圏にも広がるマーケットへ対応する品質・制度・耐久性を確保してゆく必要があります。特に当工業会の活性化元年と銘打った平成18年度は、改革の時期と位置付け、新しい取り組みを行なっております」と述べました。さらに平成18年度の主な成果として、先日の総合試験機器展「TEST 2007」の成功、広報誌「TEST」の新規発行、当会事務所の移転でアクセスが改善されたことを挙げ、事務局の積極的な協力・参画に感謝すると共に、引き続き会員相互の積極的な協調と共栄を目指す試験機工業会を祈念すると強調しました。

no65_1.jpg no65_3.jpg


議事では、役員交代、新入会員の紹介に引き続き、平成18年度事業報告および決算報告、平成19年度事業計画案および予算案審議が行われ、可決承認されました。ここに一部を抜粋し紹介します。

<平成18年度の主な委員会事業報告として>
関連業界規格調査、JIS規格改訂・制定準備、ISO・IEC等国際会議出席、海外競合メーカ調査、(以上、材料技術委員会および環境装置技術委員会の各分科会)、第9回総合試験機器展「TEST 2007」推進活動(以上、展示会・セミナー委員会)、研修会・経営セミナー・試験機事業功労者表彰式・研究会開催(以上、経営・労務委員会)、ホームページ更新、広報紙TEST発行(以上、広報委員会の各分科会)、事務所移転など。

<平成19年度の主な委員会事業計画案として>
WG活動の設立・推進、関連業界規格調査、JIS規格改訂・制定準備、国際会議出席、
アジア市場での校正調査報告、複合環境試験装置の安全規格のJTM化推進、海外競合メーカ調査報告、JTM K07海外普及活動、海外視察企画策定(以上、材料技術委員会および環境装置技術委員会の各分科会)、第10回記念展示会「TEST 2009」企画(以上、展示会・セミナー委員会)、ホームページ見直し、広報紙TESTの継続発行(以上、広報委員会の各分科会)など。なお、活動状況・事業内容は、随時広報紙TESTで紙上発表する予定です。


2.試験機事業功労者表彰式
日本試験機工業会では、総会開催と共に、例年、試験機事業功労者表彰を行っております。
定例の試験機事業功労者表彰は、在籍企業の業績向上に努められ、さらに当工業会の事業発展に貢献された個人を表彰するもので、協議委員会での厳格な選考に基づいております。本年度は、これに加え、当工業会の発展振興に特に寄与され、多大な功績のあった役職者に感謝の意を示す特別功労者表彰が設定されました。
表彰式は、岡崎会長の祝辞で始まり、本年度は、2名の特別功労者、13名の功労者が表彰されました。表彰後、受賞者代表として和久正幸氏(島津試験機サービス株式会社名古屋営業所副所長)より、今後も後輩指導にあたり、会社発展に寄与すべく、一層精進します、との謝辞が述べられました。

no65_4.jpg

特別功労賞受賞者
島崎 清 氏 :日本試験機工業会 副会長、同 環境装置委員会 委員長として永年にわたり本会の発展に寄与。
三原 観治 氏:日本試験機工業会 理事、同 技術委員会 委員長として永年にわたり本会の発展に寄与。


no65_6.jpg

試験機事業功労賞受賞者
・ 太田 耕一 氏 株式会社東洋精機製作所
・ 大高 誠 氏 株式会社東洋精機製作所
・ 小林 浩之 氏 株式会社昭和測器
・ 斉藤 正男 氏 株式会社東京衡機製造所
・ 酒井 弘志 氏 株式会社島津製作所
・ 醍醐 忠嗣 氏 島津試験機サービス株式会社
・ 高城 史朗 氏 株式会社東洋精機製作所
・ 田中 範夫 氏 株式会社東京衡機製造所
・ 戸崎 祐一 氏 株式会社前川試験機製作所
藤井 雅美 氏 株式会社島津製作所
冨士原 正義 氏 エスペック株式会社
和久 正幸 氏 島津試験機サービス株式会社
渡邊 猛 氏 株式会社東京衡機製造所


3.定例懇親会
特別経営セミナーに引き続き、定例の懇親会が設けられました。ご来賓の経済産業省産業機械課 村中祥子様から、「景気が順調に回復し、また設備投資も活性化してきている今こそ、工業会としても是非足元を固められ、国内需要増大に十分応え、今後は海外展開にも備えられるよう、さらなる発展を念じます」とのご祝辞を賜りました。引き続き乾杯の音頭をとった当会副会長野路井達のスピーチでも、日本の技術・信頼性・ものづくりを支え貢献してきた工業会に誇りを持ち、一層の発展を願う思いが、力強く込められていました。(広報誌分科会委員 佐々木)